「ずっと会いたかった。でも、名前すら分からなくて…… 家も無くなって、ここに来た。そんな時、冬也が黒蜜会に入らないかって言ってきたの」 「わざわざ入る意味なんて無いだろ」 「それが違うのよ!だって、彼はアナタの事知ってるって言うから……」 「……」 そして、ゆっくりと歩み寄ってくる。 彼女は紘哉の前まで来ると、ピタリと歩みを止めた。 「それで……ライバルだったお姉ちゃんを殺した。ただそれだけよ」