「お兄ちゃん、そこの車で待ってる。一応、大病院にいるお父さんにも連絡しといた」 「……悪いな」 どれだけ自分が色々な人に、支えられているのか実感できる。 だからこそ、やらなければいけないことがある。 「――ケイ、ワトコを頼む」 「は?」 「お前はコイツらにさっきの状況を話してくれ」 そう言って、彼は恵一に羽兎を受け渡した。 戸惑う恵一。少しよろける。