暗闇に映える真っ白な白衣。 紘哉は目を疑った。 「もしかして……紗季か?」 彼女は紘哉の前まで来ると、ゆっくりと深呼吸をした。 肩で息をしている。 全力で走ってきたのだろう。 「何でここにいるんだよ?」 「お姉ちゃんから……連絡あって……」 「……姉さんから?」 ふと紘実の顔が頭を過る。 紘哉は彼女の顔を打ち消そうと、頭を振った。 「うん。今すぐ来てって……羽兎ちゃんが危ないって……」 「……」