こちらミクモ探偵事務所4


「羽兎さぁん!!」

恵一も必死で呼び掛ける。
しかし、反応はない。

羽兎を強く揺さぶると、彼女の手から赤いリンゴと一枚のメモが落ちた。
リンゴは一口大に欠けている。

「……」

何も言えない。
頭が追い付かぬまま、紘哉は落ちたメモを拾い上げた。

『俺達の目的は果たされた。彼女は死に、キミは生かされた。
これであの子に許してもらえる。じゃあ……また会おう』