こちらミクモ探偵事務所4


暗い部屋。
ゆらゆらと揺れるランプの炎。
石造りの冷たい壁。
夏紀の寝ていたような、天蓋付きのベッド。

そこに眠るように倒れ込んでいる羽兎。

「ワトコ……?」

呆然として呟く。
すぐ後ろで、恵一が息を呑んだのが分かる。
紘哉はゆっくりと羽兎に歩み寄った。

彼女は目を閉じ、口は半開き状態でいる。
彼は必死で羽兎の肩を叩いた。