「なぜ――」 「私なりに調べていたの。そうしたら、騒ぎが聞こえてきたからここへ」 紘哉の言葉を遮って説明する朋恵。 ぐったりしている男二人を立たせる。 彼女が一番男らしいのかもしれない。 「早く行きなさい」 「……は?」 「相手の命が掛かってるんでしょ?コイツらは私に任せなさい」 「……へっ。女一人で何ができるって言うんだよ」 恵一の体当たりをくらった男が皮肉を言う。 朋恵は容赦なく男をヒールで蹴り上げた。