「あー、ごめん。私よ」 そう言って、彼女は懐中電灯を下ろした。 徐々に目が慣れてくる。 彼女を認識した途端、恵一の顔がひきつった。 「ふ、冬沢刑事……」 「何よ?私が来たことが不満なの?」 「いえっ!違いますっ!」 朋恵の機嫌が悪くなる。 恵一が慌てて謝るも、彼女は舌打ちをして顔を背けただけだった。 朋恵は紘哉の側に歩み寄ると、突っ伏している男の手に手錠を掛けた。