「コイツらどうするんだよ……」 取り押さえたはいいが、これからどうしようか考えていなかった。 早くしなければ羽兎の命が危ない。 こんなところでぐずぐずしている暇などなかった。 その時、紘哉の背後にある茂みが音を立てた。 警戒して振り向く二人。 「誰だ?」 紘哉が声を掛けると、茂みから一人の人物が出てきた。 相手の手には懐中電灯。 思わず目を細める。