試しに素振りをしてみる。 竹刀ほど長さはないが、十分な戦力になる。 素振りを見た男がニヤリと笑う。 「お前、有段者だな?」 「……だからどうした」 言葉と共に一気に詰め寄る。 目指すは相手の右手。 ナイフを振り落とすのが目的だ。 警棒を降り下ろすも、相手にヒラリとかわされる。 その隙に男がナイフを振りかざし、突進してきた。 それを何とか警棒で受け止める紘哉。