「それに罪を犯していたとしても現行犯じゃない。 逮捕状が無い限り、ケイは俺の事を逮捕できない」 「何か無性に腹が立ってきた」 「花形さんもですか?」 羽兎が横から口を挟む。 彼女を認識した恵一は、慌てて頭を下げた。 羽兎の父親に当たる人、閑田龍二は警視総監である。 お偉いさんの娘なので、羽兎にもキチンと接している。 「今日、紘哉さんの様子がヘンなんですよ」 「紘哉が?」