混乱している時ほど隙ができる。 男は恵一の動きを完璧に読んでいる。 「だぁー!!使えねー!!」 恵一は警棒を投げ捨てると、黄色い拳銃を取り出した。 彼の落とした警棒を拾い上げ、驚いた顔で彼を見る紘哉。 「くらえっ!!水鉄砲!!」 相手との距離はゼロに近い。 水鉄砲の水は、男の顔面に直撃した。 水が目に入り、男の体勢が崩れる。 その隙に恵一は男に体当たりをして地面へ倒した。