と、その時。 「……いい加減にしろよ」 凄んだ恵一の声。 男の頭には拳銃。 「ケイ……」 「神妙にお縄につけ!」 「古いな……」 彼は犯人を追い詰めた刑事の目をしていた。 しかし反省する気もなく、男は軽く笑うと恵一の方にくるりと振り返った。 「撃てるもんなら撃ってみなよ。どうせ無理っしょ?」 「……んなことない!!」