「邪魔だよ、君たち」 男の声と共に、首筋にヒヤリとした感覚が走った。 隣の恵一が驚いた目をしている。 尚も話は続けられる。 「彼女を助けに来たんだね?」 「それが何か問題でも?」 冷たく返す紘哉。 男は軽く笑った。 「いや、別に。彼女を助けたいなら……俺の屍を越えていけ!」 その途端、首筋に突き付けられていた感覚が無くなった。 離れた瞬間、彼はバッと振り向く。