恵一は目を丸くした。 そして、早口で捲し立てる。 「どこ?どうして分かったんだよ?と言うか、どこにいるんだよ!?」 「今同じこと二回言ったぞ」 「そんなの関係ねーよっ!」 興奮しているのか、鼻息が少し荒い。 紘哉は恵一のペットボトルを突きつけた。 「落ち着けよ。ワトコは近くにいる」 「はい?」 「夏紀の寝ている塔の開かずの間だ」 「……マジで?」