「お前本当に野性的だな……」 『だって、助けてっていう柄じゃないし』 「そう言う問題じゃ無いだろ」 軽口を叩きつつ、居場所を推理する。 石造り……高い……暗い……ドアが開かない…… 『――あの……シア姫の寝ていた反対側の部屋、開かずの間って言われてるんです』 ふと、三津子の言っていたことが頭を掠めた。 壁と同化して中々気付かない部屋。