こちらミクモ探偵事務所4


「お前本当に野性的だな……」

『だって、助けてっていう柄じゃないし』

「そう言う問題じゃ無いだろ」

軽口を叩きつつ、居場所を推理する。

石造り……高い……暗い……ドアが開かない……

『――あの……シア姫の寝ていた反対側の部屋、開かずの間って言われてるんです』

ふと、三津子の言っていたことが頭を掠めた。
壁と同化して中々気付かない部屋。