こちらミクモ探偵事務所4


『何か、シア姫の寝ていたようなベッドがある。
あと何か暗い。壁が石造りなのかな?
近くにランプがないと、何も見えない』

「他には?些細なことでもいい」

今のままだと情報が少なすぎる。
捲し立てるように訊く紘哉。

『そういえば……部屋のドアが普通なのに開かないの。鍵掛かってるからかもしれないんだけどさ。

私が殴ったり蹴ったりしてもびくともしなかったのに、冬也さんはすんなり開けることができたんだよね』