くたびれたスーツに薄いコート。 少しツンツンした頭。 特徴的なたれ目。 紘哉より少し広い肩幅。 この見た目と言動から、年相応に見られたことがない。 「……これも聞き込みで得た情報なんだよな」 恵一は頭を掻きながら苦笑いをする。 そして、紘哉の手をガシッと掴んだ。 「と言うことで、取り敢えず署まで来てもらおうか」 「……は?」