こちらミクモ探偵事務所4


「ニヤニヤするな。気持ち悪い」

「うるせーよ!」

「相手待たせてるんだろ。とっとと電話に出ろよ」

「……」

口元を歪め、何か言いたそうにしている。
やがて、彼は諦めたように携帯電話を耳に持っていった。

「もしもし……」

恵一は電話に出て、紘哉はチョコを開けた。
その内の一つを口の中に放り込む。

「……」

いくら考えても分からない。
むしろ、考えれば考えるほど分からなくなっていく。

夏紀の目的は果たして何だったのか?