こちらミクモ探偵事務所4


そう言う冬也の声は、どこか寂しそうに聞こえた。
黒蜜会のボスと言えど、ちゃんとした感情があるらしい。

やはり、恵一の読みが当たっていたのだろうか。

「と、言うことは……夏紀=シア姫なんだな?」

『……』

感情に任せたあまり、墓穴を掘ってしまった。
急に声が聞こえなくなる。

「図星か……」

『だったら何かあるの?』

「いや、別に」