春野悠里が黒蜜会の人間だったと言うことが判明し、これで冬也も大きく関連している事柄だと分かった。 「そうなると六年前の誘拐事件……あれも無差別じゃなく、ちゃんとしたターゲットがあったものに変わるな」 「そうだな……やっぱりさ、秋元冬也は春野夏紀が好きだったんじゃね?」 「まだそこにこだわるか!」 進展のない話に、思わず声を上げる紘哉。 コンビニの袋に入っていたチョコレートの開封作業の手も止まる。 恵一はエヘヘと笑い、軽い調子で答えた。