残念そうな顔をされてももう遅い。 紘哉の顔に徐々に焦りの色が見え始めてきた。 「今更焦っても遅いよね……」 困ったように口元に手を当てる紘実。 そして、彼女は追い討ちをかけるように話を続ける。 「詩の通りになっちゃうね」 「……」 「『囚われた姫の最期の道、果実を食し永遠の眠りへ…… 王子が姫を見つけし時、既に姫は遠い世界へ』 ……この場合、ヒロくんが王子様だね。 ワトちゃんはお姫様」