「……まだ死にたくない……!」 心からの思い。 それは羽兎の口から小さく、しかししっかりとした口調で吐き出された。 諦めたらそこが最期。 しかし、諦める時間が徐々に迫ってきている。 自然とこぼれる涙。 恐怖心から来るものだろう。 羽兎の顔を見た冬也はため息をつくと、彼女の隣に座った。 重みでベッドが沈む。 「泣くのは早い。まだいいニュースが残ってるよ」