「だって……顔知られて通報されたら、黒蜜会殲滅(せんめつ)されちゃうじゃん」 「うぅ……」 唸る羽兎。 そんな彼女に構わず、冬也は話を続ける。 「まぁ、どっちにしろキミには死しか選択肢は残ってないよ。 キミのお父さんは警視総監。オレらの敵だからね」 「……」 やはり死ななければいけないのか。 そう思うと、体が震えてくる。