「それにしても、羽兎ちゃんが心配ね……無事なのかな」 「正直な話、生きてるかどうかも微妙だね」 不穏な言葉を吐く石谷兄妹。 紘哉は頭を振り、二人の意見を否定した。 「あんな性格だから、早々簡単には死なないと思う」 「でも……」 「脅されたからと言って、自分から命を絶つようなことはしない」 悪い事を考えたらそこで終りだ。 彼はお礼を言い、石谷診療所を後にした。