こちらミクモ探偵事務所4


しばらくすると、彼女は薬品の入ったボトルを持って帰ってきた。
それをテーブルの上に置く。

意味が分からず、紘哉は無言で彼女を見上げる。

「水酸化カリウム。その例のキノコにかけてみるといいわね」

「何でだ?」

「ドクツルタケだったら白色から鮮やかな黄色に変わるよ。それが見分けられる方法かな」

「なるほどな……」

小さなボトルに入れられた水酸化カリウム。
彼はありがたく受け取った。