素直に頭を下げる紘哉。 それを見た瞬間、紗季が声を上げた。 「ちょっと!なんでアタシと態度違うのよ!?」 「年上だから。お前と違って偉いから」 「顔貸して。一発殴ってやる!!」 「石谷ぁ!落ち着けって!!」 今にも殴りかかりそうな紗季を必死で止める恵一。 紘哉は平然としてポケットからチョコの箱を取り出し、怜の方へと差し出す。 場は混沌とし、収まるまで数分掛かった。