羽兎は手に持っていた本を紘哉に突き付けた。 「私さ、この間有名な占い師に見てもらったんだ! そしたらさ、前世お姫様だったんだって!」 興奮して机をバンバン叩く彼女。 その度に紘哉は跳ね上がり、机の上のチョコーヒーが波打つ。 「すごく……どうでもいい」 「何でよ?」 「当たるかどうか分からないものにすがるなんて、バカバカしいと言ってるんだ」