こちらミクモ探偵事務所4


「それと、花形。アンタは署に帰ってこなくていいから」

「さっき冬沢警部にも言われました」

「……そう」

「親子で同じこと言ってますね」

「……後で覚えておきなさい」

それだけ言うと、彼女は立ち去ってしまった。
その背中を呆然と見送る恵一。

「俺、何かマズイ事言ったかな?」

「どう見ても、親子間の事に触れるのはタブーだっただろ」

紘哉も封筒を開けながら、その場を立ち去った。