「それと、花形。アンタは署に帰ってこなくていいから」 「さっき冬沢警部にも言われました」 「……そう」 「親子で同じこと言ってますね」 「……後で覚えておきなさい」 それだけ言うと、彼女は立ち去ってしまった。 その背中を呆然と見送る恵一。 「俺、何かマズイ事言ったかな?」 「どう見ても、親子間の事に触れるのはタブーだっただろ」 紘哉も封筒を開けながら、その場を立ち去った。