外に行くと、刑事らしき女性が立っていた。 長い髪に細いスーツ。 堂々としている姿から、こういう状況でも臨機応変に対応できる人だと思われる。 恵一は駆け足で彼女に近寄り、ペコリと頭を下げた。 「お疲れ様です、冬沢刑事!」 「冬沢……?」 隣に立つ紘哉が怪訝そうな顔をする。 彼の顔を見るなり、女性が口を開いた。 「冬沢朋恵(ふゆさわ ともえ)。ここの管轄の刑事よ」