『おう、花形か!どうだ?そっちの方は?』 「げっ、茶漬警部……」 恵一はあからさまに嫌な声を出した。 茶漬長斗(ちゃづけ ながと) 恵一の上司。 熊みたいな大男。 別に嫌ってはいないが、このタイミングで彼から電話が掛かってくるのは嫌だった。 「で、何ですか?」 『あー、解剖記録が出たから一回署に戻ってこい』 「えー?……分かりました」