そう言われると不安になるのが人間の本質。 ためらいつつも、三津子はゆっくりと口を開いた。 「あの……シア姫の寝ていた反対側の部屋、開かずの間って言われてるんです」 「部屋?そんなものあったか?」 「あるんですよ。壁と同化しちゃって、普通の人は気付かないです」 「そうか……で、何で開かずの間なんだ?」 「それがですね、扉が固くてワタシ達女じゃ開けられないんですよ。 開けるときは、いっつも係りの人呼んできます」