「あそこの周りって、結構ジメジメして変なキノコとか生えてるんですよ」 「そうなのか?」 「はい、塔の裏側とか結構酷いです。それに……」 ここへ来て、急に三津子が口ごもり始めた。 それを不思議そうな目で見る恵一。 「どうしたんですか?」 「うーん……言っていいのか分からなくて」 「大丈夫ですよ!口は堅いから!」