こちらミクモ探偵事務所4


「それで、その真っ黒い人が部屋に入るのを確認して、シア姫の部屋に行きました」

「それで?」

「シア姫はいませんでした。色々と探して――今朝、あの塔へ」

一気に三津子の表情が暗くなる。
呼び出されて行ってみたら死体になっていた。
彼女もまた、被害者なのかもしれない。

「アリバイはありません。ごめんなさいです……」

「いやいや!いいんですよ!犯人は分かってますから」

しょげる三津子を必死に励ます恵一。
すると三津子は、少し安心したように微笑んだ。