『明後日……確か、皆既月食だったよね?珍しく日本全土で見られるっていう』 「それがどうかしたか」 『そうだな……月が真っ赤になる前に、犯人であるオレを捕まえてみせてよ』 「……」 『そうじゃないと……彼女が死ぬよ?』 「……!」 紘哉の顔が険しくなる。 周りでも、息を呑む音が聞こえた。 「アイツは無事なのか?」