みんな、こんぐらいになると恋だの愛だの
彼氏ができたとか彼女がほしいとか
なんで恋愛にこだわるのかな
教室にいつも飛び交うピンク色。
「たかちゃんのばかーあほうー」
「なんだよ僻みかよ
これだからひとりもんは…」
「あたしだって、彼氏のひとりくらいっ」
「見栄はんな
どうせ女子にだって本音だしてねえくせに」
「…」
ナニもイエナイ
「ほんと、たかちゃんくらいだよ
あたしの本音とかわかんの」
「わかりたくもないけどな」
たかちゃんは鋭い。
ほんと隠し事できない。
「なんか、たかちゃんに置いてかれた気分」
「俺だって大人の階段のぼるのー」
「わかんないなあ
なんでみんな、そんなに恋愛したがるの」
「まあ、男は下心あるな」
「最低…」
「そんなもんだろ。」
「そんなもんか」
たかちゃんの家庭は複雑だ。
だから考え方も人との関わり方もどこか冷めてるし空気読むのがうまい。
だけど、見捨てたりはしないからほんと優しい人
「たかちゃんすき」
「浮気になるからやめろ」
「部活にバイトで彼女にフラれろ!」
「愛があるから大丈夫」
がははって笑うたかちゃん
冗談だってわかってるからふざけて言えるし、お互い男女を意識してない。
こうやって八代もたかちゃんみたいなノリだったらいいのにな
