やさしくしないで




「まあ、そんな怒んなって」


会話を挟みながら慣れた感じでレジ打ちをするたかちゃん

ムカついたので睨んでやった。


「…そーいや、佳祐とどうなの?」

「八代?いや、かわりないけど…」

「ふっ」


なにこいつ、鼻で笑いやがった

部活で部長をつとめてたたかちゃんとは
何かと相談事を互いにしてたし、よく八代と3人で話したりした。

「なによいきなり。」

「いや、お前が八代なんて呼ぶことにまだ慣れなくて」

「慣れも何も、ただの呼び方じゃん」

「佳、佳、けいーって呼んでたのに」

と言いながらにやにやしてる。

殴りたい…

「そんな下品な顔してるから彼女いないんだよ…」

「は?俺いるよ」



「え?!」

「失礼な…高校入って告られたのー」

ぼそっと嫌味を言ったつもりが
10倍の衝撃で返ってきた。