『青龍』

二尺四寸の一の剣、一尺五寸の二の剣の二本で一対。

“双頭の龍”とも呼ばれる。神剣といえども一本だけでは、本来の十分の一程度の力しか出せない。

その代わり、四天王家の血を引く者であれば、一本だけなら勇者でなくとも操れる可能性があるという。

刀身は月の光を思わせるように、冷たく、蒼く光る。

四神剣のうちで、もっとも穏やかな鬼が宿る剣である。