「疲れた…。」


結局HRに間に合うわけもなく…
遅刻しました。


「おはよう、遅刻魔。
 さっきから『疲れた』って
 うるさいから黙ってくれる?」


口角を上げてにこっと
ムカつく微笑みをしているのは
あたしの幼馴染だ。


不運なことに席は隣で
2年間同じクラス…。


「…ねぇ。」


「なに、遅刻魔。」


こいつの


「今日1日『遅刻魔』って
 あたしのこと呼ぶ気?」


「えっ、ダメ?」


こういう性格が



「…超ムカつくんですけど!?」



「…。」



大嫌いです。



「無視すんな‼」