「美優!いつまで寝てるの? もう8時よ‼」 …ママがあたしを揺すって起こした。 夢だったの? あたし、祐人くんに告られてないのー!? 「あぁ、祐人くーん!」 寝たらまた続きが見られるかも! 布団に潜り込んだ時、 「…だから、ち・こ・く‼ さっさと用意をしなさい!」 「…はぁい。」 「…ったく。」 呆れた様子でママはあたしの部屋を出た。 ちらっと時計を見ると 8時10分。 「…あらら。」 …とりあえず、制服を着よう。