「うわ!何だよ、びっくりすんだろ。」




しかし、リンは俺の声を無視してツカツカと所長のもとへと歩んでいった。







その背中から彼女の怒りを感じる。









「どういうつもりなんですか!所長!」








リンは所長の机に着くなり、事務所中に響き渡るようなデカイ声を出した。








おいおい、これって俺もカンケーあんの?








俺は泣く泣くリンの側へと歩み寄った。









リンは何事かとポカーンとしている所長を睨み付けていた。