「ん…?何だ今回は1通だけか…」







いくら熱心に働かない俺といえど、仕事がなさ過ぎると自然と不満が出る。








「しかも何だコレ?真っ黒じゃん。」








俺は手に取った真っ黒の封筒を裏や表にクルクルとひっくり返した。








「まっ……くろ…」







不思議そうにしている俺の隣から、リンの驚きの声が聞こえてきた。








「そうなんだよ、ホラ。真っ黒だろ?コレ。」






俺はヒラヒラとそれを揺らしてリンに見せた。














すると、彼女は素早くそれを奪い取った。