「あっはっは~。ごめんごめん。」



「笑って誤魔化すな。」









俺はそう言ってリンを睨む。







「いきなりはないだろ!いきなりは!」




「だから、悪かったって言ってんじゃん。ね。」






ね。じゃねぇよ。そうやって笑えば許して貰えるとでも思っているのか、この女は…












リンが俺の前に現れた直後取った行動、それは…










「こんのバカタレが!」








という叫びと同時の飛び蹴りだった。









突然の事態に対処が遅れた俺はものの見事にそれを喰らい、1メートルほど飛んだのだった。









さて、事態がそれで収まれば良かったのだが、どうやらリンの怒りは収まらないらしく、その後も倒れた俺を踏みつけたりと、追撃を加えてきたのだった。