紙のない手紙

「死神…協会…」





扉の前で立ち尽くす俺の横に忠時がヨロヨロとやってきた。









「は、入ってくれっす…簡単な説明をするっす…」









「はぁ…」









忠時に促されるまま、俺は建物の中へと入った。











中はかなり広い造りになっており、天井も高い。


床は大理石で出来ており、落ち着いた感じのする白い壁が俺を包んでいた。







俺が周囲を見回していると、後ろから忠時が元のサイズになった旗で背中を小突いてきた。




「何、ボーっと突っ立ってるんすか。ついてきてください。」












てめえ…今の今までフラフラだったくせに…











俺は渋々、忠時の小さな背中について歩いた。