紙のない手紙

なんだ?どうしたんだ?



穴を覗いていた俺は、男の変化に疑問を感じた。





「リン、あいつどうし…」







俺はリンがいた方へ顔を向けた。







しかし、そこにリンはいなかった。







「あれ、あいつどこに…?」







キョロキョロと辺りを見回すと、思いもよらぬ所にリンがいるのを見つけた。








「な、何してんだ?あいつ…」










リンは穴の中にいた。