「ランっ!…なにして…ってこの子熱あんじゃん!」
「リョウうるせえ…」


リョウって言う人は私のおでこに手を乗せて言った


「ほら。行くぞ」
「だから行かないってばっ!」


また掴まれた腕を振り払った

ランって言う人は大きく舌打ちをした


「はあー面倒せ~」
「ちょっ!降ろしてよっ!」


ランは私を肩に抱え歩き出した


「うるせえな…ちょっとぐらい黙ってらんねーのかよ」
「ふざけないで!降ろし…て…」


私は熱のせいかグッタリしてしまった


「言わんこちゃねー」