私は倉庫を出て家に帰ろうとした


「おい。送ってく」
「結構です」
「チッ。乗れ」


私は黙って乗った


この温かな背中が嫌い

私は腕の力を抜いた


「落ちるぞ」
「…いいよ」
「はあ…家どっち」
「あっち」

ランのバイクはマフラーが
すごく響いていてバイクも格好いい


倉庫から家まで約20分ぐらいだった


「着いたぞ」
「ありがとお…さようなら」


バタンッ


ブォォォン

ランは帰って行った

「はあ…頭痛い…」