手紙を開けて読むと、やっぱり、そこにあった名前は斗真くんのものだった。 「斗真か?懐かしいな……」 彼も懐かしそうに目を細めた。 「…うん。」 私も、少しだけ目を細めて微笑んだ。 私の2人の幼馴染みと斗真くんは、仲が悪かったっけ。 「懐かしいね……」 桜葉学園。 そこが私たちの始まりだった。