ねぇ…〜私の奇跡〜







目が覚めると
朝だった。





恋音…
熱下がったかな…






心 :「恋音…?」




恋 :「何?」





心 :「熱下がった?」





恋 :「この感じだと微熱かな
俺さ、微熱が続くんだよね〜」



心 :「だから熱が下がらない
性質なのね〜」



恋 :「そうそう。」



恋 :「今日、退院?」





心 :「うん、怠くないから
多分退院♪」



恋 :「そっか…今日から
1人…だな」




心 :「大丈夫だよ〜
今日は荷物まとめたら、尋が
終わるまでここにいるし〜」



恋 :「まぢで、ありがと〜」



心 :「どーいたしまして」



恋 :「明日から学校?」




心 :「うん。 恋音の分まで
勉強聞いてくる。」



恋 :「おぉ、よろしく」



心 :「…一緒に…一緒に医大、
行くんだもんね♪」



恋 :「…おぉ。でもさ俺。時々
不安なんだ…」



心 :「私もだよ…」



恋 :「なぁ、俺絶対もう入院しない。これが最後。」



心 :「恋音…。ぢゃあ私も。
受験終わるまで、入院しない」

一生は無理だけど
あと半年は
絶対に…











…コンコン



ガラガラ〜





優にぃだあ♪






優 :「心那は今日、退院ね?」


心 :「うん。」


優 :「ぢゃあ、荷物まとめたら
尋の車につめてもらって〜」



心 :「うん。尋が終わるまで
ここにいてもいい?」



優 :「いいけど、ベットは
恋音の借りてね…笑」


ベットも片付けるんだもんね

心 :「分かった〜」





優 :「んで、恋音は熱はかれ」




しばらくして、
恋音の体温計が鳴った。





優 :「何度?」



恋 :「37、2」



優 :「変わってないか…
いつまで続くかだなぁ」


恋 :「…」



優 :「しばらくは
続きそうな微熱だな」



恋 :「先生、学校行きたいよ…」


優 :「ごめん、無理。
今行っても、すぐ倒れるよ」



恋 :「…」




恋音はまだ
何か言いたそうな顔をしていた。