ねぇ…〜私の奇跡〜






目を覚ますと
外は暗かった。





身体を起こすと
恋音がいた。





恋 :「おはよう心那」



心 :「おはようって時間ぢゃ…」



恋 :「先生呼ぶ?」



心 :「もうすぐ回診の時間だし
いいよ」



恋 :「そっか」









ガラガラ




タイミングよく
柚樹先生が来た。





柚 :「心那ちゃん起きた?」



柚 :「ごめん、ご飯の時間終わったから、後で優也に何か
持って来させるね」



心 :「うん。」




柚 :「熱はかって〜」



「「はぁい」」










ピピピピ♪




心 :「36、6」


恋 :「37、2」





柚 :「おっ恋音。もう少し!!
がんばれ!!
心那ちゃんは、明日、何もなかったら退院〜♪」




恋音、熱下がってるな…
明日一緒に退院出来ないかな…




無理か…




もぅ、寝たい!!!



心 :「柚樹先生?寝ていい?」



柚 :「うん。ぢゃあ点滴しとくね? あと、明日の朝はちゃんと食べてね」



心 :「うん…おやすみ。」





私はすぐ、
夢の世界へ吸い込まれた。