恋音が布団に潜ってから
私はずっと優にぃに
小さな声で
説教されている。
優 :「なんで走ったの?」
なんで走ったんだっけ?
…あ、遅刻!!
先生に脅されて走ったんだよ…
心 :「…こく。遅刻!!!!」
優 :「遅刻したのか?」
違う!!
結局、遅刻ぢゃなくて
早退?欠席?になっただろうけど
心 :「遅刻しそうで、無意識に
走ってた。 気付いたらもう
遅くて、苦しくて、そしたら
恋音が来た。」
優 :「そして、恋音は、心那を抱っこして走ったのね〜」
えっ。
聞いてない…恋音が走った?
私のために?
恋音は私のせいで
入院してるの??
ごめん…恋音。
…ごめん。
急に黙り込んだ私を
優にぃは見つめていた。
優 :「まぁ…今回のはしょうがないとしても、恋音は心那より
走ったらダメだから本当なら心那が監視しないとダメないんだよ」
心 :「はぁい」
わたし、恋音の監視、
頑張る!!!!!
優 :「分かったら、もう寝ろ。
明日は熱下がってればいいな」
心 :「うん。」
優 :「ぢゃあ、おやすみ」
心 :「おやすみ…」
私は怠さで
12時間寝ても
優にぃが帰ってすぐ寝れた。